今回は苦渋の選択をしました。
これまで30回実施して来た無人島キャンプでしたが、中止になった事がありませんでした。
〈写真は 昨年の29回、30回の写真です。 〉
昨年キャンセル待ちだった子どもたち、保護者の皆様から6月頃より今年の無人島キャンプについて連絡を頂き始めました。
新型コロナウイルスの刻々と変わる状況に判断しかねていました。
「もう中止に決まっているでしょう」と思われていたとは思いますが、
それでも色々クリアできる対応策を考えていました。
バスを2台にして間隔をとか、
高速道を使わず下道を走り窓全開、
フェースシールド作成、
寝る時は蚊帳を張らず個々でとか・・・
ただ、毎年お世話になっている漁協へのご迷惑を考えると無人島では開催は不可能でした。
では本土の浜辺でとか・・・・
ただ、ご飯を一緒に作るとか、語らうとか、大声で笑うとか・・・・・
大切な事が置き去りになる。
38度越えが連続する浜辺ではマスク着用は到底無理、
そして、今年の夏休みの短さ 庄原は8月7日から16日までです。
お盆頃より大量に押し寄せるクラゲ。
一生懸命対策を考えたのですが今年の子どもたち参加の無人島キャンプは中止とさせて頂きました。
本当に本当に残念です。
けれど、次の計画は、対策を十分練って実行しようと思います。
①地元の川で子どもたちの参加型川遊び
②海のプラごみ清掃 ごみ持ち帰り
活動の普及
③写真展による海の活動の素晴らしさ大切さを広報
【海のゴミ拾いについて】
無人島キャンプは中止になりましたが、海のゴミ拾いをスタッフ有志で行ないました。
気づいたことを列記します。
◎海岸の場所により、流れ着いている物が随分違いました。
川から流出した災害ゴミが多い場所、
漁業者の使われ放棄された発砲スチロール製のブイや魚箱の発砲箱が多い場所、
海外からの生活ゴミが多い場所、
ただどこも既に発泡スチロールやプラゴミは分解が始まって白く雪のように打ち上がっている場所が多くありました。
◎環境被害、マイクロプラゴミの人体・魚類等へ及ぼされる被害についても各種見解の相違、賛否両論ありますが、
やはり年々増加する浜辺のゴミを見るにつけ、 拾って回収、処分するべきだと強く思います。
単独で海に行かれる時も 海のある市町にばかりに処分を任せるのではなく、
地域のゴミ袋を持参され拾って持ち帰る活動を続けて行きませんか?
◎拾う時、火ばさみ・軍手を準備。
◎ガス缶スプレー容器は日陰で冷却、穴は絶対開けない。
◎液体の入った瓶やペットボトルは 浜辺で子どもたちにも決して出させない。
30分の活動で 80リットル用ゴミ袋 9袋になりました。
持ち帰り処分しました。
皆さんも素敵な夏をお過ごしくださいませ。