2014年7月18日金曜日

食料調達の巻②

「命をいただく!!」
(タイミングよくカメラの前にいなかった子どもたち、ごめんなさいね。)


捕まえた時の どや顔は まぶしいな!!

自分で 捕った魚を さばいて食べる 。
お店で買った魚を 料理してもらって 食べる。

味も おいしさも 全然違う。
命を頂くということは ゲームではない。

なかなか釣れない 突いても突いても 空振りする。
自然の中では うまくいかないことが いっぱいだ。
だから、釣れた時の、突けた時の喜びはハンパではない。
だから 大事に大事に食べている。

ある年は 班に 小さな魚が1匹しか捕れなかったことがあった。
捕った子が まずはちびりと食べ 隣に座っていた子にあげていた。
次の子は 班の人数を 目算し ちょびっと かじって 回していた。
最後に回ってきた子の 手元には 骨の上に白い塊がほんの少し付いていた。
けれど いやな顔もせず ぼやくでもなく  嬉しそうに嬉しそうに食べ終わった。
そして、はみかみながら 「ありがとう」ってつぶやいていた。

みんな 魚が回っている時は 骨になるまで 見守っていた。
「たくさん食べすぎるなよ。」と視線で合図している。
けれど みんなが 全員食べ終わると なんとも言えない 優しい風を感じた。
仲間になる。兄弟になる。
次の日はみんな必至で 食べ物を探していた。
こんな豊かな自然の残る海を残したい
子どもたちの笑顔を見ながら思うのです。