たき火を囲む姿を見なくなりましたね。
ゆらぐ炎も、木のはぜる音も、いぶされたにおいも 過去の産物?
ごはんはスイッチを押せば炊けますし、
暗くなれば電気が灯ります。
寒くなれば瞬時に温めてくれる金属の箱もありますし。
『火と刃物は人間のみに与えられた文明の利器』だったんですがね。
子どもたちのまわりに 火のある暮らしがなくなりましたので 火で 食や明りや暖をとる貴重な経験をしたことのない子どもたちが多くなってきました。けれど、文明は進化していますが、火も刃物も使えなくてもよいのではないと思うのです。
ゆらぐ炎も、木のはぜる音も、いぶされたにおいも 過去の産物?
ごはんはスイッチを押せば炊けますし、
暗くなれば電気が灯ります。
寒くなれば瞬時に温めてくれる金属の箱もありますし。
『火と刃物は人間のみに与えられた文明の利器』だったんですがね。
子どもたちのまわりに 火のある暮らしがなくなりましたので 火で 食や明りや暖をとる貴重な経験をしたことのない子どもたちが多くなってきました。けれど、文明は進化していますが、火も刃物も使えなくてもよいのではないと思うのです。
せめて無人島では たき火でご飯を作り続けたいと思っています。そのために、
カーボン・ニュートラル(Carbon Neutral) 火を焚くと二酸化酸素を排出しますので、植物を植えて二酸化炭素を吸収する牧場を作っています。プラスマイナスゼロ作戦!!開始です。
| たかが たき火のようですが、色々な知恵が結集されているのですよ。 海に漬けていた太い流木! 石を3個使ったり! 魚を支える まくら木! ゆっくりあぶりながら旨みを引き出す! |
マッチの火の付け方は、持ち方は、こうだ。
こんなマニュアルを始めに伝えれば多少時間がかかっても たき火は生まれる。けれど、子どもにまずまかせると時間はかかるけれど、知恵が生まれる。燃えるか燃えないかは別として。こんなゆっくりした困る悩む時間を見守りたいと思っています。そのあと火をどんなに大事大事にするかが違うのですね。大人も空腹との駆け引きがありますので、待てるか待てないか人それぞれですが(笑)。
まず集めてきたのは 大人が見ればすぐ気づきますが 太い湿った木や緑の葉です。「燃えないよ」と言う前に試させてあげたい。そうすると経験が心の奥深くに貯まるのですね。
もちろん細くてよく燃えそうな竹や乾燥海藻 小枝などを判断して持って来ている経験者もおりますから、鼻を膨らませて得意になれる瞬間がいっぱいあるわけです。ここも大切。机上の勉強にはない自信が開花するのです。
さて、火が付くけれど、火種にはならないこともいっぱいあります。どや顔はそこまでで 木にたどり着くまでに鎮火する。それもまた良し(*´▽`*)
子どもたちにはどこにこんな根性が眠っていたのかと思うぐらいあきらめない。何度も何度も繰り返し、色々な技が生まれます。
| 火吹き竹も登場する。 |
何度目かで風に気づく。早速 即座に肩を組む。 すごいぞ! このキャンプで初めて出会った友だちだけど 砂浜に座り込みラグビーなみにタッグを組んで風を防いでいる。
| 肩を寄せあって風をふせぐ。 |
けれど「あ~・・・」「あ~・・・」 消える度に 切ない声が短調の序曲となり砂浜に響き渡るのです。道具箱のふたも風よけに。が応戦できない。
ようやく、火を付ける場所が問題だと誰かが呟く。何せ太い木に直接マッチを体当りさせてるわけで。枯れた葉に付けろと指令が下される。けれど 付かない。枯れた葉の上に火が載せられているわけで。ろうそくをイメージしているのだろうな。またまた指令が飛ぶ。「下に付けてみぃ!」様々なこれまでの体験から 火が上に上る様子を観察してた子が叫ぶ。こんな緊張感はそんなには転がっていない。
![]() |
| 見守る。順番に挑戦する。風をさえぎる。・・・力を合わせる。 |
| 大切なマッチは作戦をしっかり練って すっている!! 研究に余念がないヽ(^o^)丿 |
ようやく、火を付ける場所が問題だと誰かが呟く。何せ太い木に直接マッチを体当りさせてるわけで。枯れた葉に付けろと指令が下される。けれど 付かない。枯れた葉の上に火が載せられているわけで。ろうそくをイメージしているのだろうな。またまた指令が飛ぶ。「下に付けてみぃ!」様々なこれまでの体験から 火が上に上る様子を観察してた子が叫ぶ。こんな緊張感はそんなには転がっていない。
「パチパチ」葉がはぜた。が そうそう付きはしない。何度も何度もトライする。大人のリーダースタッフに「やってー!」と頼む子は 不思議と一人もいない。これは 子どもの神聖なる領域だぞとでも言わんばかりの囲みようなのです。
そして ある年の班は なんと班に支給された3箱のマッチがすべて消えていた。最後の5本ぐらいになると カウントダウンが始まる。最後の2本はさすがにビビル。「やって!」回りに回り 擦るが最後の1本が消えた。こんな時 消したその子を責める子は一人もいない。けれど 脱力感で無言で座り込む。「どうするー?」「ご飯作れんでぇ」「ええが、食べんでも」(ぎょぎょ(-.-;)違うだろ・・・たまねぇ おののく。)
| 何本も何本も!! 苦労すればするほど火の尊さを感じる。 |
そして、物々交換の策を思いつく。あるチームは 3日目の出来事だったので、食材はほぼなくなりかけていた。が 意をけっし 味噌汁用に皮をむぎ 切っていた、2個のじゃがいもを手に 懇願の旅に出る。
物々交換成功! なんと一箱マッチをもらってきた。そして、もらった班をこう話す。「すげぇ~で、あの班、まだ新しいマッチ箱があった!\(◎o◎)/」
がだ、子どもたちも物々交換という人生には便利な手があると知ったからか、隣の班のグツグツ煮えている鍋の下の火をそのままもらう策を知った(-.-;) まっ これも生き抜く力だし、北島選手の名言を借りれば 古いけど「何も言えねぇ」である。
『火を付ける』
たかが、されど、だから たき火の素晴らしさを 子どもたちに 伝え続けたい。たき火学会の会員のお兄さん(おじさん(笑))がある年スタッフとして参加下さり教えて下さった。火という漢字は 人の部分、木と木を組み合わせ 火となると。1本では燃えないよ って。深いな。
たかが、されど、だから たき火の素晴らしさを 子どもたちに 伝え続けたい。たき火学会の会員のお兄さん(おじさん(笑))がある年スタッフとして参加下さり教えて下さった。火という漢字は 人の部分、木と木を組み合わせ 火となると。1本では燃えないよ って。深いな。
そして 人と人が力を合わせて守るものなんだなと。人と人の人生の組み合わせも大切なんだなと。しみじみ思ったのである。
『時間 仲間 空間』の 『三間』を大切にし続けたいとますます思うのです。
【いい こぼれ話】
煙が嫌いな子どもがいたら、「ベッピンのさんのほうに(かっこいい人のほうに)煙は来るんだって。」って言うとね~我慢できるわけで、一生懸命煙のほうに回る 私ことたまねぇもおるわけで。
【雨の日】
集めたたきぎを木の下やビニールをかぶせ、次の日の食事作りにつかっている班もあったよ。次のことを考える応用力はすごいな。
| 3年生の子が考えた『風の通り道』 一生懸命、石を集めて並べていたよ。 |
【いい こぼれ話】
煙が嫌いな子どもがいたら、「ベッピンのさんのほうに(かっこいい人のほうに)煙は来るんだって。」って言うとね~我慢できるわけで、一生懸命煙のほうに回る 私ことたまねぇもおるわけで。
【雨の日】
集めたたきぎを木の下やビニールをかぶせ、次の日の食事作りにつかっている班もあったよ。次のことを考える応用力はすごいな。
空腹と戦いながら 本当に朗らかに笑顔で子どもたちを『待って、見守って』くれるスタッフの皆さん、毎年感謝感謝です。
試験期間中にも関わらず 牧場で動物の餌やりをしてくれる県立大学のみんなにも 近所のお姉さんにも感謝感謝です。
台風さん来ないでね(*´▽`*)~♪
